秋の身体と東洋医学
2024年09月11日
9月に入っても毎日暑い日が続きますよね( ;∀;)
でも、また急に秋と言うか一日の気温の変化が激しくなるのでしょうか?(>_<)
東洋医学では、季節ごとに身体の状態や養生法(健康維持のための生活習慣)が異なるとされており、秋は特に「肺」と「乾燥」が関わる季節とされています。
1. 秋と五行説
五行説(ごぎょうせつ)は、東洋医学の基本的な考え方で、自然界のすべての現象を「木・火・土・金・水」の五つの要素で説明しています。それぞれの要素は季節や臓器、感情などとも関連付けられているんですね~。
- 秋は「金」に属する季節
「金」は五行の一つで、秋の季節に対応しています。金は「収束」や「収斂(しゅうれん)」の性質を持ち、物事が凝縮される、引き締まるという意味合いがあります。これは、秋が収穫の時期であり、植物が成長を終えて実を結び、エネルギーを蓄える時期であることに対応しています。 - 「金」に関連する臓器:肺と大腸
五行説では、「金」は「肺」と「大腸」に関係するとされています。秋は空気が乾燥し始める季節であり、肺の健康を保つことが特に重要です。肺は呼吸を司り、体内の「気」(エネルギー)を循環させる役割を持ちます。また、大腸は体内の老廃物の排出を担っており、肺とともに「内外のバリア機能」を維持する役割があります。
2. 秋の乾燥と身体への影響
秋の季節には、空気が乾燥しがちです。東洋医学では、この乾燥を「燥邪(そうじゃ)」と呼び、身体に影響を与えると考えます。燥邪は、特に肺を乾燥させ、次のような症状を引き起こす可能性があります
- 乾いた咳や喉の痛み:秋の乾燥した気候は、肺を乾かし、喉や気管支に影響を与え、乾いた咳や喉の痛みを引き起こすことがあります。
- 皮膚の乾燥:燥邪が皮膚に影響すると、肌の乾燥やかゆみ、ひび割れなどの症状が現れることがあります。
- 便秘:乾燥した環境により、体内の水分が不足し、大腸の機能が低下することで便秘を引き起こすことがあります。
3. 秋の養生法
秋の養生法として、肺を養い、乾燥から身を守るための対策が重要です。
- 潤いを与える食材の摂取:梨、リンゴ、白きくらげ、レンコン、はちみつ、大根など、肺を潤す効果のある食材を摂ることが推奨されます。これらの食材は、身体に必要な水分を補い、乾燥から守る働きをします。
- 温かい飲み物やスープを飲む:秋の乾燥した空気は体内の水分を奪いやすいため、温かいお茶やスープを飲むことが、体を温め、内側から潤いを補う助けになります。特に生姜湯や陳皮茶などの漢方茶が良いとされています。
- 呼吸を深くする運動:秋は「収束」の季節なので、深呼吸やゆっくりとした呼吸法が有効です。ヨガや太極拳(たいきょくけん)など、呼吸を整える運動が、肺を強くし、気の巡りを良くします。
- 規則正しい生活習慣:東洋医学では、秋は体を整える時期とされています。十分な睡眠を取ること、早寝早起きを心がけることが、体内リズムを整え、健康を保つ助けになります。
4. 感情と秋の関係
東洋医学では、感情も五行説に関連付けられています。秋は「悲しみ」や「憂い」が肺に影響を与えるとされています。過度な悲しみや憂いは、肺の「気」を消耗し、健康を害する原因となると考えられています。
- 感情のケア:秋は感情が内向きになりがちな時期なので、リラックスできる活動や趣味を楽しんだり、瞑想や呼吸法を通じて心を落ち着かせることも重要な事です
秋は「肺」と「乾燥」が関わる季節であり、東洋医学の観点からは、肺を守り、乾燥から身体を守ることが重要とされています。潤いを補う食事や呼吸を意識した運動、規則正しい生活を心がけることが大切なんです!
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