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良治堂鍼灸院ブログ
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2024.08.23
伊勢湾台風?並みの台風で数日でも騒がれてますね!
今日は台風の時の頭痛に関するお話です( ;∀;)
台風のような気圧の変化が激しい時には、頭痛を感じる人が多くいます。これは気圧の低下が血管の拡張や神経の刺激を引き起こし、片頭痛や緊張型頭痛を悪化させることがあるためです。
以下は、台風時の頭痛に対するセルフケアの方法です。
1. 水分補給
気圧の変化により体の水分バランスが崩れることがあるため、十分な水分を摂取することが大切です。水分をこまめに取り、脱水症状を防ぎましょう。
2. 十分な睡眠
台風時には天候の変化により睡眠の質が低下することがあります。リラックスできる環境を整え、規則正しい睡眠を心がけることで、体の疲れをとり、頭痛を予防することができます。
3. ツボ押しとストレッチ
① 首と肩のストレッチ
【首のストレッチ】
- 方法: 背筋を伸ばして椅子に座り、肩の力を抜きます。ゆっくりと首を右に倒し、左側の首筋を伸ばします。反対側も同様に行います。
- ポイント: 各方向で15〜30秒キープし、無理をせず、痛みが出ない範囲で行いましょう。
- 効果: 首周りの血行を促進し、筋肉の緊張を和らげます。
【肩のストレッチ】
- 方法: 右手を頭の上に持っていき、左耳の側面に手を当てます。優しく右側に引っ張るようにしながら、左肩を下げます。反対側も同様に行います。
- ポイント: ゆっくり深呼吸をしながら、肩をリラックスさせます。各方向で15〜30秒キープ。
- 効果: 肩こりや首の緊張をほぐし、頭痛を和らげます。
② 目と額のストレッチ
【眼輪筋のストレッチ】
- 方法: 両手の指を額の中央に当て、外側に向かって軽く引っ張りながら目を大きく開きます。目を閉じ、リラックスします。この動作を5〜10回繰り返します。
- ポイント: 力を入れすぎないようにし、あくまでリラックスした状態で行います。
- 効果: 目の周りの筋肉をほぐし、目の疲れを和らげることで、頭痛を予防します。
③ 頭痛に効くツボ押し
【合谷(ごうこく)】
- 場所: 手の甲の親指と人差し指の骨が合わさる部分の少し上。
- 方法: 親指で反対側の合谷を強めに押し、5秒間押した後、2秒間離す。この動作を5〜10回繰り返します。
- 効果: 自律神経のバランスを整え、頭痛や目の疲れを緩和します。
【風池(ふうち)】
- 場所: 首の後ろ、髪の生え際で、頭と首の境目にあるくぼみ。
- 方法: 両手の親指を風池に当て、後頭部を支えるようにして親指で円を描くようにマッサージします。1回につき5〜10秒間、痛気持ち良い程度の力で押します。
- 効果: 血行を促進し、頭痛や肩こりを和らげる効果があります。
【太陽(たいよう)】
- 場所: こめかみ部分で、目の外側のくぼんだ部分。
- 方法: 人差し指と中指でこめかみを軽く押さえ、ゆっくりと円を描くようにマッサージします。1回につき10〜15秒を目安に行います。
- 効果: 緊張型頭痛や片頭痛に効果があり、リラックス効果もあります。
これらのストレッチやツボ押しを取り入れることで、台風時の頭痛を緩和する助けになります。習慣化することで、頭痛の予防にも効果的です。
適度な運動は血行を促進し、緊張を和らげる効果があります。首や肩のストレッチや深呼吸を行うことで、頭痛の軽減が期待できます。ただし、激しい運動は逆効果になる場合もあるので、体調に合わせて行いましょう。
④その他のセルフケア方法
- 温冷療法: 冷たいタオルを額に当てるか、温かいタオルを首や肩に当てて筋肉をリラックスさせましょう。
- 深呼吸法: 腹式呼吸を行い、リラックスを促進します。息をゆっくりと吸い、ゆっくりと吐きます。
4. カフェインの摂取
コーヒーやお茶に含まれるカフェインは、血管を収縮させる効果があり、一部の人には頭痛の軽減に役立つことがあります。ただし、カフェインの過剰摂取は逆に頭痛を引き起こすことがあるので、適量を守るようにしてください。
5. 冷やしたり温めたりする(④含む)
頭痛のタイプに応じて、冷やしたり温めたりすることで痛みが和らぐことがあります。片頭痛には冷たいタオルを額に当てるのが効果的で、緊張型頭痛には温めたタオルを首や肩に当てると良いでしょう。
6. リラックス法を試す
瞑想、ヨガ、深呼吸などのリラックス法は、ストレスを軽減し、頭痛の予防や緩和に役立ちます。特に、台風の影響で不安感が増す場合には、これらの方法が効果的です。
7. マグネシウムを含む食品を摂る
マグネシウムは神経の興奮を抑える作用があり、頭痛の予防や軽減に役立つとされています。ナッツ類、ほうれん草、バナナなど、マグネシウムを多く含む食品を摂取するようにしましょう。
8. 痛みが強い場合は薬を使用
市販の鎮痛剤(例えば、アセトアミノフェンやイブプロフェン)を服用するのも一つの手です。ただし、薬を使う際は、医師や薬剤師に相談し、使用方法を守るようにしてください。
9. ストレスを減らす環境を作る
台風時は外出を控え、家の中で静かな時間を過ごすことが良いでしょう。落ち着いた音楽を聴いたり、心地よい香りのアロマを使うことで、リラックス効果を高めることができます。
台風による頭痛が頻繁に起こる場合や痛みが強い場合には、医師、鍼灸師などの専門家に相談することをお勧めします。
今日は世界の鍼灸、特に欧米諸国での現状を調べてみました!
欧米諸国における鍼灸(しんきゅう)は、近年、代替医療や補完医療として広く受け入れられつつある様です。
以下に、欧米諸国での鍼灸の現状をまとめてみました。
1. 鍼灸の普及と認知度
- 普及度: 鍼灸は、アメリカやヨーロッパ諸国を中心に、痛みの管理やストレス解消、リラクゼーションなどの目的で利用されることが増えている。特に、慢性的な痛み、偏頭痛、不眠症、不妊治療などでの利用が広がっています。
- 認知度: 鍼灸の効果が科学的に裏付けられる研究が増えたこともあり、欧米ではその有効性に対する認識が高まっています。多くの医療機関や病院で鍼灸が補完的な治療法として提供されることも増えてきました。
2. 鍼灸の法的規制と教育
- アメリカ: 鍼灸師の資格は州ごとに異なりますが、ほとんどの州でライセンスが必要です。資格取得には、認定された学校での教育や試験合格が必要です。多くの州で保険適用が可能になり、一般的な医療の一環として認められています。
- ヨーロッパ: ヨーロッパでは、国ごとに鍼灸の規制が異なります。イギリスやドイツ、フランスなどの国では、医療資格を持った医師や特定のトレーニングを受けた専門家によって行われることが一般的です。これらの国でも、鍼灸は保険適用される場合があります。
3. 研究とエビデンス
- 欧米では、鍼灸に関する研究が活発に行われており、特に痛みの管理や神経障害に対する効果が注目されています。これにより、従来の医学的治療に加えて鍼灸を利用するケースが増えています。
4. 鍼灸のイメージと受け入れられ方
- 欧米での鍼灸は、自然療法や東洋医学への関心が高まる中で、比較的ポジティブに受け入れられています。特に、薬物治療に頼らずに症状を改善したいと考える人々に支持されています。
欧米における鍼灸は、伝統的な治療法としての役割を超え、現代医療と補完し合う形で重要性を増しています。今後もさらに研究が進み、さまざまな医療現場での応用が期待されているみたいですね。
では、欧米で特に鍼灸が盛んに活用されている国はどこでしょうか?
1. アメリカ
- 普及度: アメリカでは、鍼灸は非常に広く普及しており、特にカリフォルニア州、ニューヨーク州、ワシントン州などで盛んです。鍼灸クリニックや総合病院の一部で、鍼灸が補完的な治療として提供されています。
- 法的規制: 鍼灸師は州ごとのライセンス制度に基づき認可されており、国家資格を取得するための厳しい教育と試験が必要です。
- 保険適用: 多くの健康保険が鍼灸治療をカバーしており、痛みの管理や慢性疾患の治療として利用されています。
2. イギリス
- 普及度: イギリスでは、鍼灸は特にロンドンや大都市圏で人気があり、健康とウェルビーイングを重視する層に広く受け入れられています。NHS(国民保健サービス)でも一部の条件で鍼灸が提供されることがあります。
- 法的規制: 鍼灸師は通常、医療資格を持つ医師や物理療法士などが行うことが多く、特定の団体に登録された専門家が提供する場合もあります。
- 保険適用: 一部の民間保険や特定の条件下でNHSが鍼灸をカバーすることがあります。
3. ドイツ
- 普及度: ドイツでは、鍼灸は「自然療法」として高い人気があります。ドイツの多くの都市で鍼灸クリニックが広がっており、一般的な治療として受け入れられています。
- 法的規制: 鍼灸は「Heilpraktiker(ハイルプラクティカー)」という自然療法士や、医師が行うことが多いです。資格制度が整っており、厳しい教育を受ける必要があります。
- 保険適用: 公的医療保険や民間保険の一部で、特定の条件下で鍼灸治療がカバーされることがあります。特に慢性痛の治療に対して適用されることが多いです。
今日は鍼灸の科学的な効果(根拠)について少し考えてみたいと思います!
世界的に注目されてつつある【鍼灸】
あらゆる分野や国で活躍する機会が多くなるのでは?と個人的に思ってますが
今まで日本で鍼灸と言えば、古くから伝わる伝統療養(補完的医療なんて言うたりしますが)
前向きに考えれば、西洋医学ではなかなか改善しずらい症状。。。
つまり科学的に検査して見た目は異常ないけど( ;∀;)
患者さんは痛みや症状を訴えてる!
とか、検査で場所や原因は分かってるが痛み止めなどの対症療法しかない
⇒これらの症状に鍼灸はその真価を発揮する場面が多数ありえます!
でも、その反面なぜ鍼灸が効果があったのかは置き去りにされてきました。
なぜを、鍼灸世界の独特の表現で説明される機会が多かったのではと感じてます。
鍼灸(しんきゅう)は、数千年の歴史を持つ中国伝統医学の一部で、鍼(針)や灸(熱)を使って身体の特定のポイント(経穴)を刺激する治療法です。この療法がどのようにして効果を発揮するのかについては、現代科学の観点からも様々な研究が行われています。
科学的根拠の主なポイント
①神経系の刺激:
・鍼を刺すことで、皮膚や筋肉内の神経が刺激され、これが脳に信号を送ります。この刺激により、脳内でエンドルフィンなどの自然鎮痛物質が放出されることが分かっています。エンドルフィンは、痛みを和らげ、リラクゼーションを促進する働きを持っています。
②血流の改善:
・鍼を刺すことで、局所的な血流が改善されることがあります。これにより、酸素や栄養素がより効果的に供給され、組織の修復や炎症の軽減が促進されると考えられています。
③自立神経の調節:
・鍼灸は自律神経系、特に交感神経と副交感神経のバランスを整える効果があるとされています。これにより、ストレス軽減や消化機能の改善が期待できます。
④プラセボ効果:
・鍼灸が持つ治療効果の一部は、プラセボ効果によるものとされています。つまり、患者が治療に対して信頼や期待を持つことで、実際に症状が改善されるという心理的な効果です。
実際の効果と研究の現状
鍼灸は、慢性的な痛み(例えば腰痛や膝の痛み)、頭痛、不安障害などに対して有効であるとする研究がいくつかあります。ただし、研究結果は一貫しておらず、効果の程度やメカニズムについてはまだ議論が続いています。
結論
鍼灸には、神経系や血流、自律神経を介したさまざまな生理的効果があると考えられていますが、その効果の全体像を完全に解明するには、さらに多くの研究が必要です。効果を感じるかどうかは個人差があり、科学的に証明された一部の効果もあるものの、全ての症状に対して有効かどうかはまだ明確にはされていません。
という事で。。。鍼灸の可能性は広がりそうですが、まだまだ未知数な部分も多い領域であることは間違いないですね(>_<)
舌診の基本:東洋医学における舌の役割とは?
東洋医学では、舌は体内の状態を反映する「鏡」として非常に重要な診断ツールとされています。舌診(ぜっしん)は、舌を観察することで身体の健康状態や内臓の機能バランス、さらにはエネルギーの流れである「気」の状態を把握する方法です。今回は、舌診がどのように行われ、何を読み取ることができるのか、その基本的な役割について解説します。
1. 舌の観察項目
舌診では、以下の主なポイントを観察します。
- 舌の色: 舌の色は血液の質や気のバランスを示します。例えば、健康な人の舌は淡い赤色ですが、赤みが強い場合は熱がこもっている可能性があり、逆に淡白な色なら冷えや気血不足を示唆します。
- 舌の形: 舌が膨らんでいたり、痩せていたりすることで、水分代謝や血液の循環状態が分かります。浮腫が見られる場合は水分代謝の問題が、痩せている場合は栄養不足や気血の不足が疑われます。
- 舌苔(ぜったい): 舌の表面に現れる苔は、消化器系の状態や病邪の存在を示します。苔が厚い場合は、体内に湿気や痰が溜まっている可能性があり、薄い場合は消化機能が弱っていることを示すことがあります。
- 舌の湿り気: 舌が乾燥しているか湿っているかも重要です。乾燥している場合は、体液が不足している可能性があり、湿っている場合は水分の代謝に問題があるかもしれません。
2. 舌が映し出す内臓の状態
舌の各部分は体の異なる部分や内臓に対応しています。
例えば:
- 舌の先端: 心臓と肺の状態を反映します。赤くなっている場合は心の火が盛んであったり、炎症があるかもしれません。
- 舌の中央部: 胃や脾臓の状態を示します。中央が腫れていたり、苔が厚い場合は消化器系に問題がある可能性があります。
- 舌の側面: 肝臓と胆嚢の状態を示します。側面が赤くなったり、歯型がついている場合は、ストレスや肝の機能低下が考えられます。
- 舌の根元: 腎臓や生殖器系の状態を示します。根元が腫れていたり、色が暗い場合は、腎のエネルギーが弱まっているかもしれません。
3. 舌診の実際の使い方
日常的に舌を観察することで、早期に健康状態の変化を察知することができます。例えば、風邪を引く前に舌の苔が厚くなることがありますし、慢性的な疲労やストレスがたまると舌の色や形に変化が現れることがあります。
4. 舌診の限界と注意点
舌診は有用な診断法ですが、単独で使用することはあまりありません。東洋医学では脈診や問診、顔色診などと併用して総合的に判断します。また、舌の状態は食事や飲み物、喫煙などの外的要因でも変化するため、そうした影響も考慮する必要があります。そのため体調管理の目安活用してください!
結論
舌診は、東洋医学の中で体全体の健康状態を把握するための重要なツールです。舌を観察することで、内臓の健康状態やエネルギーのバランスを読み取ることができ、早期に健康管理のための対策を講じることが可能になります。日々の健康チェックに、ぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか?
鍼灸師である私には普通に使ってるツボなんですが。。。
そのツボには色んなエピソードがあるみたいです!
それでは探って行きましょう!
この方は足三里をこよなく愛したそうです!
◆西郷隆盛と足三里
西郷隆盛は、日本の幕末から明治初期にかけて活躍した軍人であり、政治家です。彼は日本の近代化に大きな影響を与えた人物として知られていますが、彼が足三里を非常に重視していたというエピソードが伝えられています。
西郷隆盛は、健康を非常に大切にしており、特に足三里に灸を据える習慣を持っていたと言われています。彼は頻繁に足三里にお灸をし、その効果を信じていました。西郷は厳しい政治活動や軍事活動を行っていたため、体力を維持し、健康を保つためにこの習慣を取り入れていたと考えられます。
彼のような偉人が足三里の効果を信じ、日常的に活用していたことは、足三里が持つ健康維持の効果が広く認識されていたこと言えます。また、西郷のエピソードは、足三里が体力を高め、消化機能を整えるための重要なツボであることを現代に伝える一つ例と言えます。
西郷隆盛が足三里を重視した理由は、彼が常に体調管理を徹底していたことに加えて、戦国時代から続く武士の健康管理法の一環として鍼灸を取り入れていたことだそうです。西郷のような歴史的な人物が足三里を信頼していたことは、足三里の効果を再認識させる重要なエピソードとして語り継がれています。
1. 足三里の伝説:長寿の秘訣
足三里は、昔から「長寿のツボ」として知られています。中国では、「足三里に灸を据えれば、長寿を保つ」という言い伝えがあります。これには、足三里が消化器系の機能を整え、体全体のエネルギーを補充し、病気を予防する効果があると信じられてきたことが背景にあります。特に、旅人や軍人がこのツボを定期的に刺激することで、長旅や厳しい環境での体力を維持したという話も残っています。
2. 戦国時代の武将と足三里
日本でも、足三里は古くから重要視されており戦国時代の武将たちは、戦場での長時間の活動に備えて足三里に灸を据える習慣があったと言われています。彼らは、このツボを刺激することで体力を維持し、病気を予防することができると信じていました。実際に、戦国武将の中には、足三里を毎日の健康管理の一環として取り入れていた者も多くいたと伝えられています。
3. 現代の健康法としての足三里
現代でも、足三里は日常的に使われるツボです。特に、消化不良や胃の不調を感じたとき、または体力が低下していると感じたときに、足三里を刺激することが効果的だと言われています。ある高齢の女性が毎日足三里にお灸を据えたところ、年齢を重ねても元気で活発な生活を送ることができたというエピソードもあります。このように、足三里は現在でも健康維持のために多くの人々に利用されています。
4. 足三里とスポーツ選手
足三里は、スポーツ選手の間でも注目されています。長距離ランナーやマラソン選手が、このツボを定期的に刺激することで、スタミナの向上や疲労回復に役立てているという話があります。足三里が消化器系の機能をサポートし、全身のエネルギーを高めるため、激しい運動を続ける選手にとっても重要なツボとされています。
足三里の位置
足三里は、膝の下にあるツボで、具体的な位置は以下の通りです
- 膝の皿(膝蓋骨)の外側下部に手を置きます。
- 膝蓋骨の外側から指4本分(約6~8cm)下がった位置にあり、**脛骨(すねの骨)**のやや外側に位置します。
具体的には、膝を軽く曲げて、膝蓋骨のすぐ下の外側を探ると、骨の突起が感じられる場所があります。この骨のすぐ外側で、やや凹んでいる部分が足三里です。圧すと少し痛みを感じることが多いです。
図解の説明
- 膝を軽く曲げた状態で見ると、膝蓋骨のすぐ下に脛骨があります。
- 脛骨の外側、膝蓋骨から指4本分下の位置に足三里があります。
- この場所は、少し凹んでおり、押すと他の部分に比べて敏感であることが特徴です。
足三里は、自宅でのセルフケアや鍼灸治療で広く使われるツボです。消化器系の改善や全身の健康維持、疲労回復に役立つとされています。是非、ご自身の脚でも確認して試してみてくださいね!
今回、世界の鍼灸事情を私なりに考えてみました!
調べてみたのはズバリ、後進国です!
鍼灸師の先輩、後輩施術者の先生方がご活躍されてます。
今後の鍼灸(東洋医学)の可能性を感じさせてくれると思いました!
日本では敬遠されがちなお灸が活かされてるとのことです。
発展途上国におけるお灸の活用については、いくつかの利点があります。発展途上国では、医療資源が限られている場合が多く、伝統医療や代替療法が重要な役割を果たしています。お灸は、その中でも比較的簡単に実施できる治療法として利用されています。
発展途上国でのお灸の役割とは?
1. 伝統医療の一部としての位置づけ
多くの発展途上国では、伝統医療が深く根付いており、お灸もその一部として活用されています。特に、東アジアから影響を受けた地域や、中国系移民が多い地域では、お灸が日常的に利用されているそうです。お灸は、特に消化不良、冷え症、関節痛、リウマチなどに対する治療法として使われています。
2. 医療アクセスの代替手段
医療機関へのアクセスが困難な地域では、お灸が自己治療や地域の施術者によって行われることが多い。お灸は簡単に行えるため、医薬品や医療機器が手に入らない状況でも利用しやすいという利点があります。
3. コスト面での利点
お灸に使う「もぐさ」は、ヨモギの葉を乾燥させて作られるため、比較的安価で調達可能です。これにより、医療費が高額な発展途上国でも、経済的負担が少なく治療を行うことができます。
◆発展途上国におけるお灸の課題
1. 教育と安全性
お灸は適切に使用されないと、やけどや感染症のリスクがあります。発展途上国では、十分な教育が行われていない場合があり、安全な施術が行われないことがあります。そのため、自国での適切な知識の普及と施術者の教育が重要であり、先進国からの鍼灸師の派遣するなどの支援も不可欠。
2. 科学的エビデンスの不足
お灸の効果については、多くの伝統的な知識に基づいて使用されていますが、科学的なエビデンスが十分に確立されていない場合もあります(鍼に関しても同様)。発展途上国での利用においても、この点が課題となり、西洋医学の医療システムと統合する際の障害となることがあります。補完的医療としての住み分けが必要。
3. インフラの不足
発展途上国では、医療インフラが整備されていない地域が多く、衛生環境が不十分な中でお灸が行われることもあります。これにより、感染症やその他の合併症が発生するリスクが高いので消毒などを徹底する。
▼発展途上国におけるお灸の将来性
- 教育と訓練の強化: 地域の医療従事者や伝統医療の実践者に対して、お灸の正しい使い方や効果、安全性に関する教育を強化することで、安全で効果的な治療が提供されるようになります。
- 統合医療の推進: お灸を西洋医学と統合することで、発展途上国における全体的な健康水準を向上させることを期待。伝統医療と現代医療の強みを生かすことで、より広範囲の患者に対応できる医療システムの構築が可能です。
自然治癒力とは?!
自然治癒力とは、体が本来持っている自己修復能力や病気に対抗する力のことを指します。体は常に内部のバランスを保とうとし、外部からのストレスや病原体に対しても抵抗する力を持っています。この力を支えるものには、免疫システム、ホルモンの調整、神経系の働きなどが含まれます。
東洋医学では、自然治癒力は「気」(エネルギー)や「血」(血液)、そして「津液」(体液)といった体内のバランスが整っていることで最適に発揮されると考えられています。これらの要素が適切に流れ、バランスが取れている状態が健康であり、バランスが崩れると病気や不調が生じるとされます。
鍼灸と自然治癒力
鍼灸(しんきゅう)は、体にある特定の「経穴」(ツボ)に鍼を刺したり、灸を据えたりすることで、気の流れを調整し、自然治癒力を高める治療法です。鍼灸が自然治癒力をサポートするメカニズムは以下のようなものです。
- 気の流れの調整: 東洋医学では、体内の「経絡」(エネルギーが流れる通路)を通じて気が流れていると考えます。鍼灸はこの経絡の詰まりや不均衡を解消し、気の流れをスムーズにすることで、体全体のバランスを整えます。
- 血流の改善: 鍼灸によって局所的な血流が改善されることで、細胞の修復や炎症の軽減が促進され、体の回復力が高まります。
- 痛みの緩和とリラクゼーション: 鍼灸治療は、神経系に働きかけて痛みを和らげ、リラクゼーションを促進します。これにより、ストレスが軽減され、体の自然治癒力がさらに引き出されます。
- 免疫系の強化: 鍼灸は免疫機能を調整する効果があるとされ、これにより感染症や病気に対する抵抗力が向上し、自然治癒力が高まります。
鍼灸は、体の自然治癒力を高め、体のバランスを整えるための効果的な手法です。鍼灸を通じて、気や血の流れを改善し、免疫機能や神経系の働きをサポートすることで、病気の予防や回復が促進されます。東洋医学の観点から、自然治癒力を引き出すための重要な治療法の一つです。
鍼灸で治る力を高めてみませんか?!
薬膳と東洋医学の関係
薬膳と東洋医学は深く関連しており、どちらも伝統的な中国文化に根ざしています。これらは、体と心のバランスを保ち、健康を促進するために利用されます。
薬膳(やくぜん)は、東洋医学の理論に基づいて、食材を使って健康を維持・改善する食事法です。薬膳料理は、 食材そのものの栄養価だけでなく、東洋医学の観点から見た食材の性質(温熱・寒涼)や味(酸・苦・甘・辛・塩)を重視します。例えば、体を温める「温熱性」の食材や、冷やす「寒涼性」の食材などがあります。
薬膳では、季節や個々の体質に応じた食材の選び方が重要です。例えば、夏には体を冷やす作用のある食材が好まれ、冬には体を温める食材が推奨されます。また、特定の病気や症状に対しても、それに対応した薬膳料理が作られます。
東洋医学は、体のエネルギー(気)、血液、体液(津液)のバランスを整えることで健康を維持し、病気を予防・治療する医学体系です。これには、漢方薬、鍼灸、推拿(マッサージ)、気功、そして薬膳が含まれます。
東洋医学では、以下のような基本概念が重要です:
- 陰陽(いんよう): 陰と陽のバランスが健康の鍵とされ、体内の陰陽が不均衡になると病気が生じると考えます。
- 五行(ごぎょう): 木・火・土・金・水の5つの要素が体と自然界のあらゆるものに関係しているとし、これらのバランスを整えることが大切です。
- 気・血・津液: 気は生命エネルギー、血は血液、津液は体液を指し、これらの流れが良好であることが健康の基盤とされています。
薬膳は、東洋医学の理論に基づいて、食材を活用することで、日常の食事から体のバランスを整えることを目指します。季節や個々の体調に合わせた薬膳料理を取り入れることで、東洋医学の健康維持の考え方を日常生活に活かすことができます。
▼夏バテ予防の食材をご紹介します!
- ゴーヤ(苦瓜): 体を冷やし、食欲を増進させる効果があります。苦味成分が胃腸の働きを助け、夏バテを防ぎます。
- 冬瓜: 体を冷やし、水分を補給する作用があります。夏の暑さによる体の熱を冷ますのに適しています。
- キュウリ: 水分が多く、体を冷やす効果があります。また、利尿作用もあり、むくみの解消にも役立ちます。
- 緑豆(りょくとう): 体内の余分な熱を取り除き、解毒作用があります。夏の熱疲労を防ぐために、緑豆を使ったスープやお粥がよく食べられます。
- 梅: 食欲増進や疲労回復に効果があり、クエン酸が豊富で、体内のエネルギー代謝を助けます。梅干しや梅ジュースがおすすめです。
- 生姜: 消化を促進し、胃腸の働きを整える効果があります。また、冷えを防ぐため、クーラーで冷えた体に適しています。
これらの食材を使った料理やスープを夏の食事に取り入れることで、夏バテを予防し、健康を維持することができます。
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