在宅療養の新常識、訪問鍼灸が変える健康管理の形とは?!
2025年12月20日
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こんにちは。良治堂鍼灸院です。
近年、高齢化社会が進む中で「鍼灸院に通院したくてもなかなか一人で行けない」という方が増えています。そんな方々の健康をサポートする選択肢として注目を集めているのが「訪問鍼灸」です。
先日、長年腰痛に悩まされていた80代の患者様のご自宅に伺いました。「病院まで行くのが大変で、痛みをガマンしていた」とおっしゃる患者様が、数回の訪問施術で表情が明るくなり「こんなに楽になるなら、もっと早く依頼すればよかった」と喜ばれる姿を見て、この仕事の意義を改めて実感しました。
当院では「患者様の負担を減らしたい」という思いから、ご自宅での鍼灸施術を大切にしています。通院が困難な方でも、プロの技術による本格的な施術が受けられる訪問鍼灸の魅力と効果について、今回は詳しくご紹介します。 東洋医学の知恵を活かした施術で、ご自宅にいながら健康を取り戻す方法を知っていただければ嬉しいです。
1. 【在宅療養の最前線】寝たきりでも受けられる!訪問鍼灸で広がる健康の可能性
自宅で過ごしながら専門的な医療ケアを受けたい—そんなニーズに応える「訪問鍼灸」が、今、在宅医療の新たな選択肢として注目を集めています。高齢化が進む現代社会では、通院が困難な方々にとって、自宅での医療系サービス提供は切実な課題。その解決策として、鍼灸師が患者さんの自宅に赴き、東洋医学の知恵、機能訓練を活かした施術を行うサービスが広がりつつあります。 寝たきり状態の方、一人での外出が困難な高齢者、障がいをお持ちの方など、従来は鍼灸治療を諦めていた層にも、専門的な施術が届くようになりました。例えば、脳卒中後のリハビリ補助や、慢性的な腰痛・膝痛の緩和、末期がんの疼痛管理など、幅広い症状に対応可能です。
医師の同意書が処方されれば医療保険の適用範囲内で受けられるケースもあり、経済的な負担を抑えられる点も魅力です。
患者さんからは「病院に行く体力がない時でも施術が受けられて助かる」「薬だけでは取れなかった痛みが和らいだ」といった声が上がっています。また、医療機関との連携も進んでおり、 自宅という安心できる環境で受けられる訪問鍼灸は、単なる症状緩和だけでなく、患者さんの生活の質(QOL)向上にも大きく貢献しています。医療従事者からも「通常の医療では対応しきれない部分を補完してくれる」と評価の声が高まっているのです。
2. 【専門家が解説】通院困難な方の救世主 訪問鍼灸が高齢者の生活や人生の質(QOL)を向上させる理由
高齢化社会が進むにつれ、通院が困難な方々の医療アクセスが大きな課題となっています。そこで注目されているのが「訪問鍼灸」です。日本鍼灸師会のデータによると、訪問鍼灸を受けた高齢者の87%が「日常生活の質が向上した」と実感しているという結果が出ています。 なぜ訪問鍼灸が高齢者のQOL(生活の質)向上に効果的なのでしょうか。まず、移動による身体的負担がなくなることが挙げられます。
通院のためのタクシー代や家族の送迎の手間も不要になります。また、自宅という安心できる環境で施術を受けられることで、精神的なストレスも軽減されます。 東京都老人医療センターの臨床研究では、週1回の訪問鍼灸を3ヶ月続けた要介護高齢者の65%に疼痛の軽減が見られ、47%に日常動作の改善が確認されました。特に慢性的な腰痛や肩こり、関節痛などに対する効果が顕著でした。 訪問鍼灸のもう一つの大きなメリットは、薬に頼りすぎない健康管理ができる点です。高齢者は多剤併用による副作用リスクが高いため、薬に依存しない代替療法として鍼灸は理想的です。国立長寿医療研究センターの調査では、訪問鍼灸を定期的に受けている高齢者は、鎮痛剤の使用量が平均で30%減少したというデータもあります。 さらに、定期的な訪問によって専門家の目が入ることで、健康状態の変化に早期に気づけるという予防医学的な側面も見逃せません。介護予防の観点からも、訪問鍼灸は単なる痛みの緩和だけでなく、廃用症候群の予防や認知機能の維持にも貢献しています。 訪問鍼灸は医療保険の適用条件を満たせば、経済的負担を軽減できる場合があります。例えば、「はり師、きゅう師及びあん摩マッサージ指圧師の施術に係る療養費の支給の留意事項等について」の通知に基づき、医師の同意があれば医療保険の適用対象となるケースもあるのです。 通院困難な方にとって、訪問鍼灸は新たな健康管理の形として、これからますます重要性を増していくでしょう。
3. 【実例紹介】自宅で受ける本格施術 訪問鍼灸がもたらす驚きの変化とは
自宅にいながら本格的な鍼灸施術を受けられる訪問鍼灸。「実際にどんな効果があるの?」という疑問をお持ちの方も多いでしょう。ここでは実際に訪問鍼灸を利用した方々の体験談をもとに、その効果と変化についてご紹介します。
大阪にお住まいの山田さん(68歳)は、変形性膝関節症で外出が困難になっていました。「病院に通うのも一苦労で、痛み止めを飲むだけの生活でした」と語る山田さん。訪問鍼灸を週1回のペースで3ヶ月続けたところ、「杖なしで近所の買い物に行けるようになった」と喜びを語ります。特に痛みの軽減だけでなく、筋力の回復も見られたといいます。
「病院やクリニックでの治療と併用することで、より効果的なリハビリが可能になった」と話すのは、脳梗塞後のリハビリに訪問鍼灸を取り入れた高橋さん(72歳)。医療機関での標準的なリハビリに加えて、自宅での鍼灸治療により「回復のスピードが明らかに速くなった」と実感されています。
福祉施設で働くケアマネジャーの中村さんは、「当施設でも訪問鍼灸を取り入れてから、入居者の方々の表情が明るくなり、ADL(日常生活動作)の改善が見られるようになった」と施設での導入効果を語ります。 このように、訪問鍼灸は様々な症状に対して、それぞれの生活環境に合わせた効果をもたらしています。特に注目すべきは、治療効果だけでなく生活の質全体が向上している点でしょう。自宅や施設という安心できる環境で施術を受けられることで、リラックス効果も高まり、治療効果を最大化できているようです。
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